妨害線

障害線後の線の変化

基本解説

さて、妨害線(障害線)はトラブルを意味する相だという話を書いてきましたが、この障害線が生じたあとの先の変化が重要なのだ、というお話をしていきます。

今回は一番わかり易い運命線での解説をしていきましょうか。

運命線はその名が表すようにその人の運命を表す線であります。
男性の場合は仕事を、女性の場合は仕事と結婚生活を主に表すとされる線です。
この線に障害線が生じていればそれは仕事上のトラブルを意味するわけですね。
当然ですが、妨害線が太ければ太いほど、そのトラブルは深刻なものになっていくのは言うまでもないでしょう。

さて、例えば若年から順調に続いてきた運命線の上に、大きなトラブルを表す太い妨害線が生じていたとしましょう。
当然、仕事上の重大な危機を表す相になります。
例えば、仕事上での大きな失敗、リストラ、会社の倒産などなど。
具体的な例で言えば、私の場合は右手の30才前後に大きな妨害線がありますが、この頃に仕事上の失敗の責任を取るような形で自主退社しております。

さて今回のお題ですが、この運命線の妨害線が生じたあと、運命線がどのような変化をしているかに着目します。

・運命線が変化していない場合
妨害線が生じたあとも運命線が変化していないような場合、重大なトラブルが生じたものの、その人の地位や生活には大きな変動はなかったことになります。
苦しい時期であったことは間違いないですが、大きな影響は受けずにすんだということですね。

・運命線が細くなる
運命線が細くなるというのは一般的にはあまり良い相では有りませんね
運命線はその人の仕事を主に意味する線ですから、トラブルを契機として仕事力が落ちたわけです。
例えば、客先との重大なトラブルが生じて仕事をもらえなくなったり、自身の不注意により失敗して仕事をもらえなくなったりといったケースです。
私の場合は会社の重要な判断ミスの責任を取らされる形で、失意のうちに退職していますが、このように妨害線が生じたあとの運命線が細く薄くなっています。
転職の相だと考えても良いでしょう。

・運命線がなくなる
これは、最も悪い例の一つですね。
運命線がなくなるというのは仕事がなくなってしまうということで、妨害線の表す重大なトラブルがきっかけで仕事を失うという意味になります。
運命線が消失したあと、別の運命線でも生じていればまだよいのですが、もしも運命線が全く見られないような場合、再就職は困難となるでしょう。
またこの相は死相の一種でもあり、このトラブルが人生に致命的な影響を与えてしまうことを意味する相でもあります。

が出ている
運命線の上に妨害線が生じ、その後島が出ている人は、非常に苦しい身動きの取れない状態が長期間続くでしょう。
例えば、仕事上で重大なトラブルが生じたあと、左遷されるとか、降格人事を食らい、本人の望まない辛い境遇を強いられるというケースですね。

四角が出ている
運命線上の妨害線が生じている当たりに、四角模様がでている場合。四角はどの位置にあっても「保護」を意味します。
妨害線が表すトラブルは生じるものの、その被害は最小限に抑えられるという相になりますね。
この相は別名「逆転相」ともいいまして、トラブルが生じるものの、そのトラブルがきっかけで運勢が好転すると言われている相です。
仕事で非常に苦しい思いをしたものの、その苦境の中で得られた技術・スキルにより新しい仕事を得られて、かえって運勢が好転する、といった具合ですね。

このように、妨害線が生じたあと、本線がどのような変化をしているのかというのを観察するのは非常に重要な事になります。
今回は運命線の例によって述べましたが、生命線感情線知能線太陽線など他の線の上に現れている妨害線もまた同様に、妨害線後の線の変化を観察することが重要になってきます。

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