基本解説
放縦線というのは慢性的な疾患を意味します。
この原因は特にストレス・酒たばこ薬物によるもので、それも長期間にわたって継続的に体を痛めつけてきた事を表しています。
この放縦線が生命線や感情線、知能線などの三大線と同じほどの太さになって、かつ生命線を切るときは要注意。
放縦線が生命線と交わった点を生命線の流年法で見て、その頃に大病をするということになりますね。
特に危険なのが画像のように放縦線が生命線と交わった地点より、生命線が消滅しているパターン。
生命線は生命力を意味するため、放縦線が表す慢性疾患が原因で著しく体調を崩す事を意味しています。
時にはそれは死を表すこともある危険な相。
もしも両手の同位置に同じような相があるか、生命線上に×印や島、切れなどがあったら、それは死期を意味します。
もしもあなたの手にこの手の相があった場合、よほど体調管理に気をつけないと慢性疾患が原因となり倒れることになるでしょう。
放縦線はやっかいな線で、現れるときはすぐに現れてくるのに、中々消えない事です。
これは、体に害のある薬を飲めば一瞬で体を害するが、その被害から回復するのには中々時間がかかるという事から考えても、妥当と思います。
関連する相
・生命線
生命線は生命力や生活力を意味する線です。この線は人差し指の下から手首側に向けて弓形を描く線です。健康体であればおよそ１mm幅以上の幅で描かれます。もしも生命線に島・切れ・妨害線などあれば、体調の変化を生じることを意味する訳です。
・健康線
健康線は月丘中央に斜め向きに生じる線です。健康線は１本明瞭に生じているものを良相とし、それ以外を悪相とします。健康線に乱れや妨害線などあれば、内臓に関わる疾患の恐れがあるわけです。
・薄く生じた放縦線
放縦線は月丘の中央～下部に横向きに生じる線です。体に負担をかけると生じてくる線で、連日の夜ふかしや三交代勤務・宿直・夜間出勤などの不規則な勤務形態、暴飲暴食や夜の生活の負担を続けることによって、徐々に明瞭になっていきます。
・明瞭になった放縦線
放縦線は不摂生な生活を続けていくに従い、徐々に強く太く伸びていきます。放縦線が生命線・知能線・感情線のような３大線と同じほどに強くなった場合、体への負担が限界へと近づいていることを示します。
・伸びた放縦線が生命線へと付く
徐々に横向きに伸びていく放縦線ですが、やがて生命線へと付く場合があります。これは長年に渡る不摂生により体が限界を迎えていることを示しています。この段階で不摂生を正したとしても、体の状態が元に戻るのは難しい状態です。一度壊した健康が、容易には元に戻らない道理です。
・伸びた放縦線が生命線を切る
長期に渡る不摂生が生命の危機へと発展します。例えば長年の飲酒により肝臓が限界を迎えていたり、夜間勤務による体の消耗が限界を迎えていることを示します。もしも放縦線と生命線との交点に島や妨害線が生じていたり、生命線が消えていたりすると、深刻な病気に発展するでしょう。
・放縦線と交わった地点以降の生命線に異常が生じる
放縦線が生命線と交わると、その地点で身体に重大な危機が訪れます。長年に渡る不摂生が病気として顕在化するわけです。もしも放縦線と交わった以降の生命線が細くなっていたり、消滅していたり、鎖のように乱れていたりすれば、発病により身体に大きなダメージが生じ、最悪命を落とします。
