
基本解説
さて、運命線上に輪っかが出るという不思議な相。
この輪紋というのは極めて珍しく、なかなか見かけるものではありません。
それ故、輪紋に関する文献はほとんどないと言ってもよいでしょうね。
私は手相書を何十冊も持っており、それらの本を穴があくほど読み込んでいますが、輪紋に関する記事が掲載されている手相書は数冊しかありませんでした。
問題は、この輪紋を「島」として考えている文献と、「幸福の印」として見ている文献とに真っ二つに別れてしまっているという事実ですね。
正直言って私もこの2つの見方について、どちらを採用していいのか非常に悩んでいます。
ただ言えることは、もしも島として見るならば、島によくあわせて出現する妨害線などの他の悪い線が出ているものと思います。
また、輪紋が運命線上に生じた後、その運命線が弱くなっていれば、間違いなくその輪紋が現す意味は島と同様「圧迫された運気」として見るべきでしょう。
逆に、輪紋が生じた後に運命線が明瞭に生じるならば、その輪紋は幸福の暗示となる。
輪紋は出る部位によってその部位の意味を強めるという意味もあったり、その逆の場合もあったりと、判断が大変に難しい相となります。
ただ、私の左手には運命線の横に輪紋が生じていますが、この時期に収入が上がった事実もあります。
ただこれは、生活力を意味する火星平原上に輪紋が生じているという見方が出来、火星平原の現す生活力の工場を意味していると読めるため、運命線上にある輪紋とは少し意味合いが違ってくるようです。