火星線

突然消える火星線が示す生命力の急減と健康リスク

突如消える火星線

基本解説

突如消える火星線は、ある時期まで生命力が旺盛であったものの、その後急激に減少することを示す相です。火星線は、生命力や活力、さらには困難に対処する能力を強化する役割を持つ補助線です。この線が生命線の内側に明確に刻まれていると、その人は困難に強く、逆境に対しても屈しない強靭な精神と体力を持っています。しかし、火星線が突然途切れる、または消失する場合、それは急激な体力の減少や、人生において大きな困難が訪れることを暗示します。

突如消える火星線の意味

  1. 体力や生命力の急減
    火星線が途中で突然消えることは、その人の生命力や体力がある時期を境に急減する可能性を示しています。たとえば、若い頃は活力に溢れ、困難に立ち向かうエネルギーがあったとしても、年齢や大きな出来事をきっかけにして、急にそのエネルギーが失われる可能性があります。
  2. 健康上の急激な問題
    火星線が突然消えることは、健康面での大きなトラブルを示す場合があります。特に、急な病気や大きな怪我、またはストレスや過労によって体力が急激に低下することを暗示しています。この相を持つ人は、特定の時期に健康に対して特別な注意を払う必要があります。
  3. 精神的な打撃やストレス
    火星線の消失は、体力だけでなく、精神的な面でも急激な変化を表すことがあります。ストレスが蓄積し、やる気や意欲が急に失われる状況が考えられます。このような状態では、物事に対する抵抗力や回復力も低下するため、精神的なケアも重要です。
  4. 人生の転機や転落
    火星線が突然消えることは、人生における転機を示す場合もあります。順調に進んでいた人生が、急に困難な状況に陥る可能性があり、特に物事が順調に進んでいた時期に急変するため、予想外の挫折や変化に注意が必要です。

火星線が消える原因とその対策

火星線が消える原因として考えられるのは、過労や無理な生活習慣、過度なストレスが挙げられます。これらは長期的な健康への影響を及ぼし、急激な生命力の低下につながることが多いです。したがって、火星線が途中で消える場合には、健康管理を強化し、ストレスを減らす努力が必要です。

対策としての生活習慣改善

  • 適度な運動:火星線が生命力や活力に関連するため、定期的な運動で体力を維持することが重要です。
  • 十分な睡眠と栄養:健康な生活習慣を守り、休息をしっかり取ることが、急激な体力の低下を防ぐ要因となります。
  • ストレス管理:過度なストレスが原因で火星線が消えることもあるため、精神的な負担を軽減し、リラックスできる環境を整えることが重要です。

火星線の他のパターンとの比較

  1. 強い火星線が続く場合
    火星線が生命線の内側で強く刻まれ続ける場合、その人は人生を通して困難に打ち勝つ力があり、老後まで体力や活力を維持できることを示します。逆に、火星線が消える場合は、人生のある時点で大きな変化が起こる可能性があるため、注意が必要です。
  2. 火星線が細い場合
    火星線が細く刻まれている場合は、もともと生命力が強くないことを示しますが、突然消える相に比べると、徐々に体力や精神力が弱まることが予測されます。対策を講じることで、緩やかな衰えを防ぐことができるかもしれません。

結論:火星線が消えることの影響と対策

火星線が突然消える相は、人生における重大な健康問題や体力の急激な低下を意味し、その人の健康や精神面に大きな変化をもたらすことが予想されます。この相を持つ人は、特にその変化が起こる時期を予測し、事前に対策を講じることが重要です。健康管理やストレスケアを怠らず、体調の変化に注意を払いながら、安定した生活を送ることが求められます。

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火星線はもうひとつの生命線と言えるものですが、火星線が明瞭に刻まれていると言うことは即ち、普通の人の2倍の体力・エネルギーがあるという事です。

火星線を持つ方は普通の人では根を上げてしまうような過酷な事も、平然とこなしてしまうパワーがありますが、反面、自身の体力に過剰な自信がある方が多い傾向にあります。
今回は火星線が消えている訳ですが、火星線の流年法は生命線の流年法に則って考えればいいので、この火星線が消えている時期より先は人並みの体力・エネルギーしか発揮できない状態となるわけです。

もしこの時期以降も自信の体力を過信し、「今まではこのくらいの事なんでもなかった」と無理をすると、疲労を蓄積し最悪命に関わるような事になるでしょう。

火星線が突如として消えるという相は、程度の差こそあれ体力の急減を表す相であることは間違いありません。

基本的に火星線は強力な生命線の内側に刻まれるもので、別名「第二生命線」と呼ばれます。
単純に強い生命線があるだけでも、一般的な人より体力に優れており病気に対して耐性があると言えますが、これに加えて火星線が生じていると、常人の数倍の体力を持ち合わせている事になります。
優秀なスポーツ選手や体格の良い筋肉質の人に現れる相ですね。

ただ、若い頃から体力に優れていて病気もしたことがない、という人でも、加齢には敵わないもので、ある時期より体力が落ちていくことになります。
火星線が消失すると、それまでは健常者の数倍あった体力が、一般的な健常者レベルまで落ちるわけです。

「若い頃はこんな程度の仕事では疲れなかったのに、最近は疲れるようになったなぁ。歳かなぁ」なんて感じる程度ならばいいのですが、火星線が消失しているにも関わらずそれまでのような無理を体にかけると、体力が急激に消耗していくことになります。

故にこの相は「死相」の一種でして、私の知り合いの方(亡くなられました)にあった手相でもあり、色々と考えさせられる相なのです。

種類

さて、次に火星線の消失に関する様々なパターンを考えましょう。
強い生命線の内側に刻まれる火星線は、強力な生命力を意味する線ではありますが、先述したように火星線の消失は、命に関わる問題に発展しやすい点に注意してください。

・火星線が妨害線で止まる(左)
赤色の火星線の末端が妨害線で阻害され、以降の火星線が出ていないような状態の場合。生命線上に現れる妨害線は怪我や病気による生命への危機を意味しますが、この場合、ある時期に生命を脅かすような出来事が生じ、体力を著しく残ったことを意味します。
それでも、火星線が消失していても生命線に影響がないならば、普通の人並みの生命力に戻った程度となります。

・内側に折れ曲がった生命線により火星線が止まる(中央)
内側に生命線が折れ曲がるというのは、生命線の切れ方の中でも最も危険な相です。
手相では親指側を身内の影響、月丘側を他人への影響といった風にみますが、生命線が親指側へと切れて折れ曲がるということは、身体におきた重大な危機により、身内に迷惑を掛けるという意味になります。
家族からの介護が必要となる程の重大な病気や怪我が生じる事を意味します。
同時に、火星線をも寸断するこの相は、それまで非常に強い体力を持ち合わせていた人が、急な怪我や病気で半死半生となり、家族へと迷惑をかけながら、最後には命を落とす相となります。

・火星線・生命線へと妨害線が生じた後、火星線が消え、生命線が急減する相(右)
それまで体力・気力・精力ともに満ち溢れていた人が、突如病気や怪我などで体力を著しく損ねる相。
健常な生命線が表す生命力を1とすれば、火星線が同時に生じている場合は生命力が3~4倍となります。
妨害線が生じた後の細い生命線が表す生命力を0.5とすると、妨害線が生じる前と後とでは生命力に6~8倍もの差が生じることになります。
これは何を表すかといいますと、体の弱い人の6~8倍もの体力のある人が、それまでその恵まれた体力に任せた仕事をしてきたとして、突如の病気により体力が1/6~1/8にまで減少してしまう事を意味します。
「病気をする前はこの程度のことはなんともなかった!」と、病気にも関わらず無理をして、結局は亡くなられるという状態になります。

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