知能線・頭脳線

知能線の起点が生命線と重なって生じ月丘へ向かい急下降し月丘で横に流れる

知能線の起点が生命線と重なって生じ月丘へ向かい急下降し月丘で横に流れる

基本解説

一見特殊な知能線です。

このタイプの知能線は「悲劇のヒロインの相」とでも呼びましょうか、物事を悲観的に考える傾向があるようです。
急激な知能線の下降はそれだけで精神的傾向が異常な程強いことを現していますし、同時に物質的・金銭的に縁が無いことをも現しています。
このタイプの手相の持ち主は精神的考え方が特殊で、創造力が非常に強いため、美術・芸術方面で天才的な才能を発揮することがあると言います。

ただ、悪い面が出ると物事を深く考えすぎる為に自殺に至る事もあるため、別名「自殺者の知能線」とも呼ばれます。

異常に垂れ下がった知能線を持つ人は精神的に不安定になりやすいのが注意点だね。

運命線・生命線との混合

さて、このタイプの特徴としては、「運命線」や「生命線」との混合が考えられるということです。
どういうことかというと、一見すると知能線に見えるが実際は運命線が途中まで入り込んでいたり、はたまた二重生命線かと思ったら知能線だったり・・・といった具合ですね。

このタイプの知能線の鑑定が苦手な手相家の方は非常に多いと思います。実際に私もこのタイプの混合をしている手相の人は、正直お手上げになる・・・なんてこともあるほどに、鑑定が難しい。

手相の定石をきちんと理解していて、線はあるべき部分にあるのだということがわかっていて、なんとかそれぞれの線を分類して調べられるかな、といった具合です。


・垂下する知能線と運命線の混合
さて、画像を見ていただければわかると思いますが、一見して赤色青色の線は今回ご紹介している「月丘へと力なく下る知能線」に見えるわけです。
けれどもよーく観察をすると、の線の間でズレが生じているわけですね。この場合、赤色はごく短い知能線であり、青色は月丘から登る運命線なわけです。今回の場合、色の知能線の上にもういっぽん灰色の線を描いているため、「赤色の短い知能線」と「単独で生じる知能線」の二重知能線と考えても良いでしょう。


・生命線と運命線の勘違い
今回の場合、赤色の線を月丘へと力なく垂下する運命線と勘違いしてしまうパターンですね。
生命線は灰色で描いたものがあるから、赤色は運命線だと決めつけるのは早計で、実際には生命線が二重で生じるケースは多々あるものです。また、赤色の線が太く強い場合、それはほぼ生命線だと判断して問題有りません。運命線の太さが生命線の太さに匹敵するというケースはあまりないためです。今回のように中央に灰色の運命線があり、かつ青色マスカケ線ならば、赤色はやはり生命線なのです。

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