手相と爪

親指の爪に生じる黒点・白点

親指の爪に生じる黒点・白点

基本解説

親指に生じる黒点・白点について解説していきます。

爪の白点・黒点を見る際の基礎知識の項目で述べたように、親指の爪に生じる点の意味は愛情や家族を意味するものです。

親指の爪に白点が刻まれた場合は、
・家族内での喜び事、即ち子供が産まれたり、パートナーが昇進したり、よい結婚相手に巡り会えたり
・単純に心の底から嬉しいことが起きる

親指の爪に黒点が刻まれた場合は、
・凶悪な憎悪の的になる
・ぬれぎぬを着せられる
・身内に良からぬ不運が起きる

といった感じです。

筆者の例

そうそう、これは過去の話ですが、私が以前勤めていた会社で経験した出来事。
当時私は10億円ほどの生産設備の導入に携わる生産技術の主任をしていました。
親会社が新しい設備を導入しなさい、というので私は担当に選ばれたわけです。

とある業者の設備が、当初の性能が出なくて遅れに遅れていました。
その設備は単体で1億8000万円くらいの設備だったのですが、あまりにも基本的な部分からスペックを満たすことが出来ず、改造に次ぐ改造。
結局追加費用として1億円が発生する上に、導入まで1年遅れるという事態に。

この設備は大阪の小さな町工場で組み立てられていたものですが、巨大な設備故に生産ドッグがこの設備に占領されてしまっていました。
納入までに1年遅れていたわけですから、1年間、その生産ドッグは使用できなかったわけです。
小さな町工場ですから、金銭的に余裕があろうはずもない。

その会社の立ち会い担当者の人から色々と話を聞きましたが、従業員の給料大幅カット、ボーナスは無し、サービス残業の強制など、よほど財政に窮する状態になったようです。
(その方ははじめのうちは黒髪ふさふさでしたが、設備導入が終わる2年後には天頂部が禿げてしまい白髪だらけになっていました。奥さんにも逃げられてしまった・・・と私に悲しそうに話して去っていきました)

この設備の設計に携わった専務さんは、打ち合わせのごとに顔がやつれ、白髪が増えていきました。
ふと親指の手を見ると、爪に真っ黒で巨大な黒点が。
聞くと「ドアで挟んだ」とのことでしたが、これこそ「凶悪な出来事がこの専務を襲う」という兆候だったのです。
その親指の黒点が爪先に至る頃には、その専務の顔を見かけることがなくなりました。

・・・この方がどのような結末を迎えたのかは定かではありません。
ですが、親指の半分を埋め尽くすほどの黒点の意味は、とてつもない凶事であることは間違いない。

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