手相家泣かせ

手相家泣かせの相

手相家泣かせの相

基本解説

手相鑑定を行っていると、「なんじゃこりゃ?」と頭を傾げざるを得ないような不思議な相に出会うことがあります。
これは知能線だろうか運命線だろうか。
あちこちの線が走り過ぎていてどれがどれだか・・・・。

そんな時、どうしたらいいのか。
ここでは実際にあった「手相家泣かせ」と言われれるような手相について考えていきたいと思います。

種類

手相家泣かせの相としては様々なパターンがあります。違う線なのは分かるのに、どちらの線だろう・・・?と悩む代表的なものとしては下記のものですね。

知能線と運命線の混合

知能線が急激に垂下するタイプと、月丘から生じる運命線を混合することがあります。よく見ると赤色の生命線と青色の運命線のつなぎめにずれが生じていることがあるので、この部位をよく観察して判断します。つなぎ目がない場合、月丘へと緩やかにいたる生命線と考えられます。その場合は、一箇所に落ち着くことができない移り気な性格で、転居や離婚・転職を繰り返しがちになるでしょう。


生命線と運命線の混合

強い生命線+火星線と、運命線を混合することがあります。これは生命線の下端に短い運命線が合流した形と取れます。幼い頃に家庭の犠牲になった人に多く、家が貧乏で若いうちから働きに出なければならなかったり、若い頃から目指していた事を家庭の事情で諦めなければならなかったりといった意味を持ちます。


ますかけ線と感情線

マスカケ線と感情線の関係を勘違いすることがあります。マスカケ線は基本的に「知能線」と「感情線」とが一体化したものです。故にマスカケ線があれば感情線はなくても良く、もしも感情線が存在するならばその存在する感情線は「二重感情線」としての意味を持つのです。


ますかけ線と知能線

マスカケ線と知能線の関係を勘違いすることがあります。上で述べたようにマスカケ線は知能線と感情線との混合線であり、マスカケ線があれば知能線は無くてもおかしくないのです。知能線が別途存在すればそれは「二重知能線」としての意味合いを持つことになるのです。


線の数が多すぎて判断できない

あまりにも線の数が多すぎて、線を見ても判断できない場合があります。この場合、ひとつひとつの線を見ていくと、太陽線が複数あったり、運命線が複数あったりと、一見「良い相では?」と考えられるかもしれませんが、この場合は心身のストレスが掌にたくさんの線となって現れているだけですので、線単体を見ての判断は避けて下さい。


旅行線と疲労線

生命線の中腹よりでる旅行線と、中腹より乱れる疲労線とを混合することがあります。疲労線は川の流れが大岩にぶつかり遮蔽されるように、生命線の勢いが減殺されているのが特徴です。旅行線は生命線から生える単体の線です。


災害線と運命線

中指下から垂下する災害線と、中指下に向かう運命線を混合することがあります。一見して災害線は力強い運命線のように見えますが、その発生位置が中指の下からで下向きに垂下する線ですので、掌下部を起点とする運命線とは全く異なる線といえます。

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