基本解説
千金紋、いわゆる成り上がり線について書いていきましょう。
諸説あるのですが、生命線起点付近より生じて人差し指を切り取るように、円弧を描いて登る線が、千金紋とされます。
手相関係のサイトで調べると、成り上がる線だとか、お金を沢山儲けられる相といった風に書かれています。
この千金紋が生じる位置は人差し指の付け根である木星丘。
木星丘は「権力・支配力」を意味する部位ですね。
例えば運命線から木星丘側に支線が伸びていたり、運命線の終点が木星丘に向かっていたりすると、権力を行使できる立場に立つという事になります。
社長や専務など、経営者側に回るということでしょうね。うらやましい・・・。
そんなこんなで、千金紋は権力・支配力を意味する部位を囲むようにして生じる線ですが、千金紋はその名の通り多くの金銭を得る事のできる立場に立つことを意味します。
成り上がり線とも呼ばれるため、若い頃は金銭的に恵まれないような立場にあったとしても、徐々に頭角を現して出世していき、ついには億万長者になるといったストーリーが考えられるわけです。
下にも書きますが、この部位には「火星環」と呼ばれる生命線内側から生じる線がありますが、これもまた貧困で恵まれない環境から徐々に頭角を表し成功を勝ち取るといった線になりますので、この付近に現れる弓型の線は、多かれ少なかれ「成り上がる」といった意味があるのでしょう。
千金紋(成り上がり線)と関連する線
ここではまず、他の線と関連付けながら考えていきましょうか。
この 上の赤色の線である 千金紋、いわゆる成り上がり線は、人差し指の付け根である木星丘を切り取るように生じる線です。
木星丘が表す意味は「権力」「支配力」といった風に、権威を行使できる立場に立つことを意味します。
その証拠に、木星丘をなぞるようにして生じる「マネジメント線」は管理職の線ですね。
本質的にはこの「マネジメント線」と「千金紋(赤色)」「ソロモン環(青色)」「火星環(緑色)」といった、木星丘をなぞるようにして生じる線は、意味合いの少々は違えどもすべて「高い地位につく」事を意味する。
すなわち、今回紹介している千金紋・成り上がり線もまた、地位が向上する線であろうことは疑う余地もないわけです。
基本的にこれらの線は、支点が違うわけです。
火星環であれば金星丘の上、第一火星丘から生じる。
千金紋であれば生命線の起点より生じる。マネージメント線もまた同様。
ソロモン環であれば生命線より離れて、木星丘を囲うように生じる。
これらの線の違いとは「起点」である。
この起点の違いはあれど、どの線も高い地位につくことを意味する線であるので、過程の違いはあれど、結果的に地位が向上する相と言えるわけです。
では手相の原則に則って考えていきましょう。
起点が第一火星丘であれば、第一火星丘の意味合いである「闘争」に関する意味合いが付与される。
様々な闘争・戦乱・混乱を意味するのが第一火星丘であるから、混乱に伴って地位が向上していくというのが、火星環であるわけです。
次に千金紋やマネージメント線であれば、その起点は生命線であります。
どのような線でも生命線から生じた線は自身の努力の影響を表します。
故に、千金紋やマネージメント線は、自身の努力により地位が向上していく事を意味します。
最後に、ソロモン環については、身内家族を意味する金星丘から遠く離れ、また自身をも意味する生命線からも離れているが故に、その起点は「天」になります。
そのためソロモン環を持つ人は、先天的に人の上に立つ才能・資質を持って生まれたといえるわけで、極めてまれな相だと言えるわけですね。
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