基本解説
1. 妨害線とは
妨害線(障害線)は、手相において持ち主が直面する障害や困難を示す線です。通常、運命線や仕事線、知能線と交わることによって、それらの線に影響を与えることが示唆されます。妨害線は、持ち主の人生における試練や課題を反映し、行動や選択に影響を及ぼします。
2. 水星丘とは
水星丘は、手のひらの小指の付け根に位置する丘で、コミュニケーション能力や商才、人間関係に関する特性を象徴しています。水星丘の発展度合いは、持ち主がどれだけ社交的で、対人関係やビジネスにおいて成功するかを示す重要なポイントです。
3. 妨害線が水星丘に至る特徴
3.1. 位置
妨害線が水星丘にまで達する場合、持ち主はコミュニケーションや対人関係において特定の障害や困難に直面している可能性が高いです。この位置は、特に人間関係やビジネス上の課題が深刻であることを示唆します。
3.2. 外観
- 形状と濃さ: 妨害線が水星丘に至る際、その線がどれほど明確か、太さや濃さによって影響の度合いが異なります。太くてはっきりした線は、重大な課題を示唆し、薄い線は比較的軽微な問題を示すことが多いです。
4. 妨害線が水星丘に至ることの意味
4.1. コミュニケーションの障害
妨害線が水星丘に達すると、コミュニケーション能力や人間関係において何らかの問題が生じていることを示唆します。持ち主が他者との意見の相違や誤解に苦しむことがあるため、コミュニケーションのスキルを磨く必要があります。
4.2. 商業的な障害
ビジネスに関連する妨害線が水星丘に至る場合、商業上の問題や取引の失敗が暗示されます。これは、ビジネスパートナーや顧客との関係において信頼の欠如や誤解が生じている可能性を示します。
4.3. 社交的な挑戦
持ち主が社交的な場面で困難を感じていることを示すこともあります。特に、人間関係の構築や維持に苦労している場合が多く、孤立感を抱えていることも考えられます。
5. 妨害線が水星丘に至る場合の対策
5.1. コミュニケーションスキルの向上
持ち主は、自己表現や他者との対話において意識的に取り組む必要があります。コミュニケーションスキルを向上させるために、カウンセリングやワークショップに参加することが有効です。
5.2. 人間関係の見直し
水星丘への妨害線が示すように、持ち主は自身の人間関係を見直し、信頼できる友人やパートナーとの絆を強化することが重要です。また、毒性のある関係からは距離を置くことが推奨されます。
5.3. ビジネス戦略の再考
商業上の障害を克服するために、持ち主はビジネス戦略を見直し、柔軟性を持ったアプローチを採用することが求められます。市場や顧客のニーズに対する理解を深めることで、成功に向けた道を見出すことができるでしょう。
6. まとめ
妨害線が水星丘に至ることは、持ち主がコミュニケーションや人間関係、商業的な面で困難に直面していることを示唆します。しかし、これらの障害は、意識的な努力や対策を通じて克服可能です。自身のコミュニケーションスキルを向上させ、人間関係を見直し、ビジネス戦略を再考することで、より良い未来を切り開くことができるでしょう。
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妨害線が水星丘に至るほど長く伸びているケースを往々にして見かけます。
主に女性の手に多く刻まれるこのタイプの妨害線は、水星丘という「結婚線が刻まれる部位」に至る訳ですから、恋愛・結婚上のトラブルを暗示するものです。
この妨害線は同時に運命線への妨害線ともなるわけですが、先述した恋愛・結婚系のトラブルが実際にその人に生じる時期を推測するには、この妨害線が運命線と交わる点を運命線の流年を見て判断すると良いでしょう。
このタイプの妨害線の場合、影響線・運命線・妨害線が1点に交わり*マークを形成することがありますが、影響線がパートナーからうける悪い影響であることを考慮しても、やはりこの1点に交わった時期に結婚生活上でのトラブルを暗示するものです。
流年法
今回のように水星丘から伸びた妨害線が運命線を切るような場合、このトラブルがどの地点より生じるのかを「運命線の流年法」によって見ることができます。
上の図のようなパターンで考えていきましょう。
赤色:運命線の流年法で見るとおおよそ28歳ころに妨害線が伸びている
青色:運命線の流年法で見るとおおよそ38歳ころに妨害線が伸びている
緑色:運命線の流年法で見るとおおよそ50歳ころに妨害線が伸びている
運命線と交わった時点で、結婚・恋愛上のトラブルか、もしくは金銭的なトラブルに見舞われる。
関連する相
・結婚線が垂下して運命線を切る
結婚線は上向きが良婚、下向きが凶婚(いまこの言葉作りました^w^;)です。
画像のように下向きに伸びていく結婚線が運命線を切る場合、パートナーから受ける様々なトラブルが、遂には運勢上に重大なトラブルとなって降り注ぐわけです。例えばパートナーの体が弱く医療費がしこたまかかったり、とんでもない散財グセのある人物で蓋を開けてみれば結婚資金を使い込まれていただけでなく、数百万もの借金が・・・といったことが表面化するのが、運命線と交わった時期というわけです。
・感情線から出た線が運命線を切る
これは今回解説している水星丘から生じた妨害線と似た意味合いとなります。水星丘からの妨害線は結婚線との関連があるのと、財運線との関連があることから、見分けるのが割と難しかったりします。が、感情線から生じた線は「感情面でのトラブル」を意味するもので、大抵の場合は恋愛・結婚生活の破綻を意味するものです。
・結婚線に触れた妨害線が運命線を切る
水星丘から単独で生じるのではなく、画像のように結婚線に妨害線が触れている場合、結婚生活上のトラブルを意味することで確定です。
・水星丘から生じた妨害線が運命線と交わる点で島を描く
今回のように交わった点で妨害線に島が生じているような場合、結婚or財政面でのトラブルは尾を引くことになります。島は「停滞」を意味するもので、このトラブルが「停滞する」事を意味するわけですね。
・水星丘から生じた妨害線が運命線と交わった点に星が出る
結婚or財政面での重大なトラブルが生じる相。このトラブルが運命線と交わった点で、「非常にショッキングな出来事」を体験することになる。画像のように、もしも星の交わった点で運命線が消失していたら、衝撃的な出来事によって人生を終えることになるかもしれません・・・・。