A:手相の奥義

手相鑑定の実際

手相鑑定の実際

基本解説

私は幼少期に父の書棚にあった手相書を読み、手相に出会いました。
その後、20代前半に画像掲示板で手相を見たことをきっかけとして、手相の世界に深く入っていきました。

紆余曲折を経て現在40歳ですが、その間に転職も何度か経験しました。
精神的に不安定なときも、自分の手相を見ながら、手相を心の支えに生きてきたと言えるでしょう。

「手相は変わる」

手相は、変化していきます。
若い頃には無かった30代以降の運命線も、今は明瞭に刻まれています。
26才頃に、仕事で追い詰められていた頃に、私はずっと自分の手相を見ていました。
その頃にはすでに50才頃までは運命線があったので、今の仕事を辞めても仕事にこまることはないだろうという風に、勇気づけられました。

現在は40歳ですが、すでに人生の最末期まで運命線が刻まれています。
私は26才頃に仕事で追い詰められている時に、自分はこのままではだめだ、必死に努力して勉強して、なにか手に職をつけないと・・・と判断。
以降10年間、私は電気技師としての資格取得をし、転職を経ながら強電を生業とする道をひたすら進んできました。
幸運にも、第二種電気主任技術者とエネルギー管理士という資格を取得し、世の中のニーズとも相まって、今後仕事には困らない境遇となりました。
私がなぜ、26歳の頃に必死に努力しなければならないと判断したかといいますと、両手ともに知能線との交点より、運命線が強くなっていたのを、26歳頃に見つけていたためです。

こういった風に、手相は自分の人生に対してこれから起こることをある程度予測し、備えるだけのヒントをくれます。
そのヒントを読み解くことこそが、手相の真髄であり、奥義であると私は感じています。

他者の鑑定をする時、過去のことを当てることはもちろん重要です。
その人が過去に、どのようなことがあったか、どの時期にイベントがあったのかということを読み解くことで、依頼者の信頼を得ることができます。
その信頼をベースとして、今後おきるであろうことを読み解き、その方に伝えることで、その人の身に起きる幸不幸について真剣に聞いていただくことができるというわけです。

手相鑑定をしていくと「これはどうしようもない」というような手相に出会うことがあります。
運命線が妨害線により遮られていたり、明確な不幸の暗示があったり、といったケースは沢山あります。
が、それを直接伝えると、依頼者は意気消沈してしまいますし、その人の過去を明確に当てているならばなおさら、「これから起きる不幸は確定しているのだ」と落胆してしまいかねません。

それ故に、未来に起きるであろう不幸をそのまま伝えることはおすすめできず、必ず「回避策」についてもセットでお伝えするように、私は心がけています。

経験上、私の身に起きた様々な不幸も、別の回避策を予め取っていたために被害は最小限で済んだというケースがまま、あります。
私の場合、仕事上での大きなトラブルに巻き込まれ、プライベートも破綻し、人生に完全に追い詰められていたのが26才頃。

その後、私は30才頃にこの会社をさらなければならない、という凶相が明確に現れているのを、26歳には確認しました。
そして恐らく、この不幸は決して回避できないものだということは、手相を見てすぐわかりました。
なぜなら、明瞭に刻まれている運命線が、強い妨害線で遮られて消えていたからです。
ここまで明確に不運の相が出ている場合、これを避けることは難しい。
ならば、「別の道」を模索しよう、と私はインターネットで副業をはじめました。

結果としてこれは大大成功。
30才頃には仕事を去らなければならない事態となりましたが、私はその時点でその仕事で得ていた給料の何倍ものお金をインターネットで稼いでいたので、被害は最小限にとどまりました。
その後、私は「学ぶ」ために、電気の夜間学校に通学し、資格を取得し、強電の世界へと足を踏み入れていきました。
30歳以降の人生も決して安定している状態とは言い難かったですが、学んできたことは確実に役立っています。

私の実例ですが、不幸の暗示が出ている場合、その不幸を回避することは難しくても、別の道を新たに作ることは可能だということです。
実際、私は26才頃に太陽線に明確な妨害線がありましたが、40歳の現在は妨害線も消え、新たな太陽線が別に生じています。

10年もの歳月は、手相を大きく変えてしまうこともあるということです。
なので、手相鑑定をした時点では悪相であっても、手相は変化していくために、未来は決して不幸が確定しているわけではないよ、自身の努力・行動次第では、幸運な人生を作ることだって可能かもしれないよ、ということです。

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