基本解説
ますかけ線は掌を真横に横断する線です。
ますかけ先は知能線と感情線が混合したものだと考えて良いです。なので、「ますかけ線があるのに知能線がない!」とか「ますかけ線があるのに感情線がない!」なんて事はよくあることです。
が、ますかけ線とは別に知能線や感情線が別に生じているケースも多々あるので、その辺りは臨機応変に見ていきましょう。
ますかけ線とは別名「百握り」と言われる相で、つかんだ物は決して離さないといわれるらしいです。
商いに奇才を発揮すると言われている相でして、一代で事業を大成功させる実業家であったり、強大な権力で会社を運営する役員の方にこのマスカケ線の持ち主が多いとされています。
その運勢は浮き沈みが極めて激しく、大成功の後の大失敗、大失敗の大成功と両極端に振れがちなのが玉に瑕。
けれども、一時の損失もすぐに取り返してしまう程、運気に上下があります。
マスカケ線を持っている方で成功するかしないかは、運命線と太陽線の状態によるでしょう。運命線および太陽線が明確に刻まれているならば、マスカケ線の良い意味合いを発揮して力強く発展していくでしょう。
逆に運命線も太陽線もろくに刻まれていない場合、人当たり悪く個性が強すぎる悪い意味合いが全面に出てくることとなります。
どちらにせよ、マスカケ線の良い意味合いを発揮するためには太陽線と運命線がしっかり刻まれていることが必要条件となります。
これらがロクに刻まれていない場合、マスカケ線の強情・意地っ張りな性格が裏目に出て、周りの人に「とっつきにくい人」と思われてしまうかもしれません。
ますかけ線と知能線・感情線について
ますかけ線には複数のタイプがあり、感情線を別に有する物、知能線を別に有する物、後天的に生じたますかけ線などがあります。
感情線を別に有する場合は「感情線が2本ある」と解釈でき、ねばりづよく事に当たることができる性格であることを表す。
ただし、嫉妬心や執着心も人一倍強いので、恋愛相手あると苦労するかも。
知能線が別にあるタイプは二重知能線の資質を持っていることを表しており、マスカケ線特有の現実主義的な考え方と、別に生じた知能線との意味合いの2通りを持っていることを表しています。
ますかけ線は珍しい相、と一般的に言われますがそれほど珍しい相でもないようです。
純粋なマスカケ線が両手共に刻まれる人はめずらしいですが・・・・。
性格
ますかけ線を持つ人の性格としては、頑固・強情で意地っ張りな性質が強いとされています。
自分が信じた道をひたすら突き進んでいく力強さが有り、一度言い始めたらテコでも動かない根性の持ち主といえます。
故にワンマン社長にこの手のタイプのマスカケ線が多いというのも、頷けますよね!
自分の経験を元に信じた道を貫き通す力強さがあるのですが、あまりにも権力を持ちすぎて引退時期を見誤った場合、老害になりかねない恐ろしさもあります・・・。
マスカケ線の左手と右手
さて、マスカケ線を両手にもつ人は真のますかけ保有者といえますが、上で述べたようにマスカケ線を両手に持つ人は案外少ないのです。
私が多くの人たちの手相を見てきたところによれば、大抵の場合が右手のみのマスカケ線保有者が多かったですね。
ますかけ線の持ち主は一般に少ないといわれますが、私が見た限りでは結構な数います。
ただ、両手が枡掛けという人はなかなかいません。
手相では左手・右手の持つ意味というのを色々と解説していますが、私個人の考えとしては
- 左手:内面・内心を意味する
- 右手:外面・他者に見せる顔を意味する
といった考えで見ています。ではこの考えを元に、マスカケ線の左右の手について考えていきましょう。
・両手ともマスカケ線
真・マスカケ保有者。内心も強情で偏屈な面が強く、かつ他人からもちょっと変わった人だと思われている人です。
・右手のみマスカケ線
この右手のみマスカケ線の人はかなり多いです。内心は一般人として振る舞っているつもりでも、他人から見ると「なんだかちょっと変わった人だなぁ」なんて思われているんですね。
・左手のみマスカケ線
これはかなり少ない印象。内心はかなり強情で意地っ張り、悪く言えば性格が悪いが、それを他人には気取られないように注意している人。結構精神的に負担がありそうですね。