
基本解説
線の上に生じる悪相には島・×・妨害線などがありますが、ホクロもまた悪相の一つです。
ホクロはその生じている部分の良い要素の反対の意味を持つことが多いため、太陽線の上に生じているホクロは悪評が立つ事を現しています。
不名誉な出来事が生じることを現しているのですね。
ホクロは大きくなるに従い、悪い影響が増します。
私は以前勤めていた会社で、この太陽丘にほくろを持つ人を見たことがあります。
その方は快活で調子の良いタイプの営業マンでしたが、ある時、金型発注の手配をミスり、会社に損害をだしてしまいました。
その方だけが悪いというわけでもなかったのですが、周りから非常に悪く言われて退職されていったようです。
濡れ衣を着せられたような形だったと聞いています。
このように、太陽丘上・太陽線上に刻まれるほくろというのは、「濡れ衣を着せられる」「悪評がつく」という意味になり、非常に悪い相といえるのです。
ほくろやシミなどはなかなか消えるものではないので、その出来事は運命的ともいえるでしょう。
このタイプの相の場合、その悪い出来事が宿命的に現れるので回避が難しく、また本人が受ける精神的なダメージも計り知れないものとなるでしょう。
このタイプの相を持つ人は、本業のみに集中するのではなく、別の道をきちんと模索しておく必要があると、私は経験上思うのです。
例えば、副業を開拓して会社の給料のみに依存する生活を改めるとか、会社での居場所を失ってしまう恐れがあることから家庭での居場所をきちんと作っておく、家族との関係を作っておく等ですね。
人生は仕事だけが全てではないのです。
必死に仕事をされている方はそのことがわからず、仕事のみに人生を捧げてしまいがちですが、別の道もあるのだということをよく覚えておいてください。