基本解説
生命線が短いということは、生命線が普通の状態の人に比べて生命力・活力・生活力に劣ることを今までの記事で繰り返し書いて来ました。
では、生命線が短いということは、短命で不運な人生を歩むということなのか、と思われると思います。
が、手相はそんな単純なものではないのです。
手相を見る時、初心者は一つの線のみを見て判断しがちなのですが、実際手相を勉強していくと、線の状態は当然として、丘の状態や左右の手との見比べが必要なことが分かってきます。
今回のケースもこれで、たとえ生命線が弱くとも、優秀な知能線があれば十分長生きできるのです。
これは、持って生まれた弱い体質の持ち主であっても、本人が十分に自制し、健康に気をつけるようにすれば、寿命は十分伸びることを意味しています。

画像の方は、赤矢印の短い生命線(というより生命線が大きく切れている)を持つ方ですが、青矢印で示す知能線は中々に優秀。
更に手のひら全体が肉付きが良く、なんとなく健康そうなイメージを感じませんか?
こういったタイプはたとえ生命線が短くとも、長生きするものです。

逆にこの画像のように、生命線は普通の状態にもかかわらず、知能線が鎖状態であったり、切れ切れであったりする場合、本人の頭の働きが悪いせいで、体調を崩しやすくなる傾向にあります。
このタイプの人は自制心が足らず、不摂生を繰り返しやすいために、せっかく持って生まれた強い体も、徐々に衰えていってしまいます。
後者のように、知能線が弱く、生命線がまともというケースは中々探してもないものです。
(実際、この画像を探すのに10分ほどかかってしまった・・・)
なぜならば、知能の働きが弱い人というのは不摂生を繰り返しやすいため、徐々に生命線は細くなり衰えていってしまうためです。