
基本解説
財運線に流年があるのか?と問われると、なかなか答えに困ります。
これは太陽線にも言えることで、太陽丘や水星丘に刻まれるこれらの線の明確な流年法については私も色々と頭を悩ませる所です。
が、最近になって、どうも財運線の刻まれる位置によって、その人が得られる財の時期を推測できる可能性があると思うようになってきました。
画像の用に指よりに刻まれる財運線ですが、時期的に人生の後期、即ち50歳以降の財を暗示しているようです。
というのも、実際の鑑定で、運勢を現す運命線が極端に中年期以降目立っている方がおられましたが、この方の財運線は指よりであった為です。
財運線の流年法、というのはあまり聞いたことがないのですが、手相の定石に則り考えていくと、小指より=晩年ということになりますね。
同じく水星丘に刻まれる結婚線の流年が、小指方面より=晩年だという事も考えると、中年~晩年の財運向上、とみてとれるわけです。
指よりに刻まれる財運線に関連する相

緑色は指よりの財運線。
さて、ここでの問題点が一点あります。
というのも、この「小指よりに刻まれる財運線」は「子孫線(生殖腺)」と同じ位置に現れるということ。
子孫線は、結婚線の上部にごく短く生じる線でして、その名の通り子供に関係する相です。
明瞭に現れていれば男の子を、細かく細く現れれば女の子を表すとされる線です。
ただ、あくまで子孫線は「結婚線の上側に現れる」ということが特徴故に、結婚線から離れた位置に、縦線が現れていれば、それは財運線だと判断して差し支えないわけです。
このように、手相では似たような線が沢山あるのですが、他の関係する線の意味と照らし合わせて考えてみれば、判断がつくケースがほとんどです。