
基本解説
このタイプの運命線はかなり希で、実際お目にかかることは殆ど無いでしょう。
ここで考えるのが木星丘の意味。
木星丘は地位・権力を象徴する丘ですが、この丘に運命線が向かうと言うことは、すなわち地位や権力を行使できる立場に就くことができるということを意味します。
社長・官僚などの高い地位を得ることが出来ることを暗示するこの相は、一般人ではほとんどお目にかかることがない手相といえます。
私は実際このような手相をした人を数人みたことがありますが、経営者であったり、会社の役員であったりと、その辣腕を振るうことができる重役の立場の人ばかりでした。
当然人間としての深みもあり、人物としても面白みのあり、貫禄も備わったタイプの方々でした。
運命線は当然、伸びれば伸びるほどに晩年まで仕事をすることを意味しますが、木星丘まで伸びるということは、すでに位置的に晩年を意味しているといえます。
運命線の流年法的に言えば、60歳以降ともなり、晩年も仕事を引退せずに、第一線で働き続ける情熱・熱意を持った方と言えるでしょう。