基本解説
疲労線とは消耗線とも呼ばれる相で、体に無理をかけ続けると発生する相です。
生命線の下部に数本の細かい線として現れます。
この部位に現れる相として旅行線がありますので、混合しないように注意しましょう。
旅行線の場合、単体で美しい線として現れることが多いのですが、消耗線は複数本が薄く細かい状態で刻まれるようです。
疲労線・消耗線のように、細かい雑線は基本的に吉相の意味合いを減退するという意味があるようです。
関連する相
・生命線
生命線は親指の付け根の金星丘を弓形に囲むように生じている線です。知能線・感情線・生命線は手相三大線と言われます。その名の通り、自身の生命力を意味する他、自分自身の状態を反映している線といえます。
・放縦線
放縦線は手首の上、月丘下部に生じる横向きの線です。長期に渡る不摂生が原因で内臓を痛めている場合に生じる線で、内臓の疲労の度合いに応じて線が強く太く伸びていくのが特徴です。
・健康線
健康線は月丘に斜め向きに生じる線で、強い生命線と1本のみ明瞭に生じている場合は健康体を意味しますが、大抵の場合は細く切れていたり、鎖状態であったりと悪く、その場合は不健康を意味するものです。
・手首線
手首線は手首に1~3本程度生じる横向きの線です。生まれ持って生まれた生命力・精力を意味し、明瞭に乱れなく3本刻まれるものが健康体を意味します。
・悲哀線
悲哀線は生命線を横向きに切る複数本の細かい線です。ストレスと感じやすい人に現れる相で、ストレス起因の消化器系障害を背負いやすい体質といえます。
●疲労線の写真