基本解説
頭脳線・知能線で止まる運命線というのをよく見かけますね。
運命線が知能線と交わる地点というのは、運命線の流年法的に見ればおおよそ34歳前後。
社会に出てから10年とちょっとたち、会社では中堅レベル。
中小企業ならば係長、大企業なら主任になれているかどうかといった年代ですね。
必然的に部下が増え、人を使わなければならないようなケースが多くなる時期で、男性の場合はこの時期にトラブルを抱えるケースが多い。
女性の場合は結婚し、出産育児子育、果ては嫁姑問題が勃発。
あわや大惨事の壮絶な身内争いの果てに、つかみ合いのけんかまで始まる始末。
そう、この30~34歳頃というのは、男性・女性共に様々な苦労を背負いやすい時期なのです。
悲しきことに、この30~34歳頃に、多くの妨害線により妨害を受け、運命線がボロボロに成って消えていく人のイカに多いことか。
今回紹介するケースでも、運命線が知能線と交わる地点で運命線が途切れてしまうわけですが、大抵の場合はその2~3年ほど前に、妨害線や島、キレなどのトラブルを暗示する相が出ている。
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この方の場合、30歳を少し過ぎた頃に運命線に変化が。
運命線上に島ができており、ちょうど知能線と交わる地点付近で運命線が止まる・・・。
20歳過ぎころから運命線が明瞭に刻まれて、30歳手前ころまでは一本まっすぐに伸びて妨害線もない。
力強い運勢で人生を切り開いてきたが、30歳頃にトラブルが勃発。
運勢上の停滞を暗示する島が出ているので、嫌な上司の下について毎日胃がキリキリ、胃腸薬のお世話になるは目になったか・・・
はたまた年上の部下数人を使うことになり、変なプレッシャーで悩むようになったか。
どちらにせよ、この運命線は知能線との交点で止まる。
知能線で止まるということは、自身の力が至らないというわけです。
それは勘違いであったり、実力不足であったり。
よーするに自分の過失が大きい。
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この方の場合もまた、知能線との交点付近で運命線が消えてしまいますね。
月丘よりゆるやかに伸びた運命線ですので、若年から人からチヤホヤされて、実力以上の評価を受けてきた。
けれど人間、30歳もすぎれば周りでちやほやしてくれるような年上の上司もいなくなりはじめ、自分の実力が試される時期が来る。
若い頃からチヤホヤされて、つらい仕事は周りの人達がやってくれた。
そりゃー楽で結構な境遇ですが、「艱難汝を玉にする」のコトワザでもありますように、人間苦労なしには成長せんわけです。
そんな訳で、この月丘より生じた運命線というのは、周りがちやほやしてくれなくなる25歳ころから、徐々に勢いを失っていくのが常。
月丘より生じた運命線が、知能線を抜けるというケースはかなり稀なのです。
よほど他者を大切にするとか、自分自身の力の至らなさをよくわかって、人に頼るばかりでなく自分で仕事をどんどんこなしていくようにするタイプの人でないと、月丘から生じた運命線が知能線を抜けることは難しい。
月丘から生じた運命線を持つ人は、周りが助けてくれる分、自分は相当楽が出来る立場になります。
実力以上の評価を受けてしまうタイプなのですが、その評価は過剰評価であることを常に心に留め、謙虚に努力をし続けていくべきといえるでしょう。