
基本解説
運命線に生じる凶相の中でも比較的多く見る相。
運命線が妨害線に遮られると言うことは、運勢がなんらかの妨害によって遮られてしまう事を暗示します。
このタイプの相はかなり多く見ますが、図のように妨害線によって運命線が遮られた後に運命線が完全に消失しているケースの場合、運勢に与える悪影響は計り知れません。
これは会社が倒産する、リストラされるなど本人ではどうしようも出来ないケースも多く、事前の対策が必至な相の一つです。
また、先述しましたが運命線に対して妨害線が太い場合は、回避不能な妨害なので、別の道、すなわち副業等を見つける事が重要です。
今就いている仕事が全てだと思わず、別の道を模索することもこのタイプの相を持つ人にとっては重要なことと思います。
このまま進めば崖から転落すると分かっているのだから、別の道を見いだす必要があるのです。
これは私のお世話になった方の相なのですが、その方は非業の死を遂げられました。
その方がなくなる1年ほど前に、私はその方の手相を見たことがありました。
運命線が50才頃まで続いていたのですが、その末端に明瞭な妨害線が横たわり、運命線を遮っていました。
結局その方は、仕事中の労働災害によって亡くなられました・・・。
ここで書いた実例のように、運命線が強い妨害線で遮られるというのは、おそらくは例外なく不幸な相です。
私にはこの相はありませんが、強い妨害線が運命線の上に横たわっているだけでも、リストラ・他人の裏切り・取り返しのつかないトラブルを意味しています。
そんな妨害線が、運命線の末端にあるのですから、それまで続いてきた運勢が、重大なトラブルにより終わってしまうことは、手相を学び始めた方でも容易にわかる事でしょう。