A:手相の奥義

手相鑑定をしていい年齢、子供の手相鑑定

基本解説

長年、手相鑑定をしていると「私の子供の手相をみてください!」と5歳にも満たない子供の手相を観ることになることがあります。
親としては、子供がどのような運命をたどるのか、変な疾患はないか、といろいろと気になるのでしょうが、私個人としては子供の手相はあまり見たくないものです。
なぜかと言うと、「手相は変化する」ということを原則としているからですね。

ただ、子供の手相を何件か拝見していると、5歳にも満たないのに強い運命線が中指付け根までのびている子もいれば、基本的な三大線(生命線・知能線・感情線)のみ刻まれておりほかはまったくない、という子もいて、千差万別で面白くはあります。

これが意味することというのは、
・生まれてきた時点で既に役割がきまっている子
・生まれてきた時点ではまだ役割が定まっていない子
の2通りがある、ということです。

手相鑑定をしていい年齢、子供の手相鑑定
役割がきまっている子供は、5歳に生まれたときから掌に明瞭な運命線がある。

おそらくは、生まれてくる前に使命を与えられてきた子と、なんとなく生まれてきちゃった子がいるんでしょうね。

役割のきまっている子は、既に運命線が明瞭に刻まれており、それに伴って生命線も長く強く刻まれていることが多い。
「宿命」というのがあるように、こういった子はやるべきことがきまっており、自身の意識・判断によって変えられる事は全体の1割程度しかないのでしょう。

逆に、「宿命」を授けられていない子の手相は、その成長過程を観るのが楽しいですね。
はじめから運命線がないので、多くの場合、こういった人の場合は「俺は運命線がない・・・仕事もなく、無職で暮らすんや・・・将来は子供部屋おじさんだ」と落胆してしまう人もいるでしょう。
ですがこれは、なんら心配することはないのです。

実際、私自身も社会に出た頃は運命線が30歳頃までしかなく「俺は30歳以降は仕事ないんかなぁ・・・悲しいなぁ」と落胆したものですが、25歳少し手前の時点で30歳以降の運命線が生じ始め、30歳になる頃には50歳前後までの運命線が伸びました。
40歳の現時点ではすでに90歳頃までの運命線が生じており、既に人生でやるべきことも定まり、もはやこれ以上運勢を動かすことはかなわない状況となったのでしょう。

「男40にて惑わず(不惑)」とはよく言いますが、私のように生まれた時に運命が定まっていなかったような人間でも、40歳まで年齢を重ねれば、人生の晩年までになにをするべきなのかは定まってしまうというわけですね。

手相は変化することが面白く、その変化を読み取っていくことこそが「手相の奥義」というものであって、ただ単に現在掌に刻まれている線のみを読み取れるだけでは中級です。
今後の変化を推測し、読み取り、対応していけるようになって、手相上級者といえるようになるでしょう。

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