基本解説
さて、「手相と職業」のコラムを書いていきましょう。
手相の見方極まれリ!の方にはすでに色々と書いているのですが、ここでも一つ一つ(暇なので)記事を増やしていくことにします。
今回紹介するのは、人の力を借りて成功する人の手相、ということで、まぁ「あれ、職業じゃないの?」って言われる人もいると思いますが、黙って読め(強制)
人の力を借りて仕事をする立場というのは、例えば社長様やコンサルタントのように自身がすべてを切り盛りするのではなく、優秀なスタッフをうまく使ってプロジェクトを成功させていくような人ですね。
手相的に見れば
・青色の月丘より生じた運命線
→他者からの力を借りて仕事をしていくタイプに現れる運命線
・緑色の引き立て線
→人差し指の下に現れるのは目上からの引き立て、手首の上に現れるのは他人からの引き立てを受けることを意味する。
・赤色の太陽線
→成功者に現れる線
といた具合です。
この線を持つ経営者を私は知っていますが、自身の能力は低くても、周りのスタッフをうまく使うことにより仕事を回していきます。
ただ、この相の弱点は他人が自分を助けてくれるために、自身の能力が上達しにくいという点。
そして、周りに太鼓持ちばかりが増えていき、ついには裸の王様になってしまいがちだということです。
また、この手相を持っていて、成功した人には、慢心している人が多いのも特徴。
自分自身の能力で成功したのではないのに、自分自身のちからで成功したんだ、と慢心すれば、遂には周りから人が離れていってしまうでしょう
筆者の例
私の右手の運命線(20~28歳頃)までは月丘から立ち上った運命線が生じています。
右手を見ると寵愛線から運命線が立ち上がる形となっています。
このどちらも「他人からの支援」を意味する運命線なわけですが、やはりこれらの運命線が表すように、この時期というのは他人からの支援が強く「自分の実力以上」に評価されていた時期です。
私はもともと高卒で、頭も非常に悪く、記憶力・思考力が他人よりもかなり劣っていたために、なるべく謙虚にするように心がけていました。
謙虚にしていると周りから多くの助けをもらえるようになり、その御蔭で仕事がうまく回っていたという状態ですね。
けれども結局は自分自身の実力がないのは変わりなく、それが露見してきたのが25歳を過ぎた頃からでした。
当時、10億円もの生産設備導入の主任に抜擢されていた私ですが、当然偏差値40程度の地元の工業高校卒のレベルでは機械のことを理解しきれない部分も多く、苦手な勉強を続けていることに苦痛を感じていました。
設備のトラブルなどが続き、その設備が導入されるのに1年も遅れてしまいました。
これらの経験から私は「人からの支援を当てにしていてはダメだ。自分の実力を磨かない限り私の人生に明日はない」と、資格取得を中心とした自己啓発に勤しむようになったわけです。