基本解説
災害線(さいがいせん)または災難線(さいなんせん)にはいくつかのタイプがあります。
<中指の下当たりから垂下する線>
これは運命線と混合しやすいのですが、運命線が下から上に延びるのに比べ、この線は上から下に垂れ下がってくるように伸びるので区別が付きます。
基本は赤色の線のように、土星丘から発し頭脳線や生命線まで垂下します。
「災害」「闘争」を意味する第一火星丘付近まで垂下するという特性があり、これは火星環とも関係性があると、筆者は睨んでいます。
起点に星や十字が現れると、災難の度合いが増します。
茶色:災害線の起点に島を伴う
→災害による被害が長引く事を意味する。島はどの位置にあっても「長期停滞」を意味するため。
緑色:災害線の起点にバツ印がある
→突発的な災害・事故が起き、怪我や病気を伴う。
青色:災害線の起点に星がある
→非常にショッキングな災害によりダメージを受ける。
この線は災害の1~2年前から生じ始めるという説があるため、この線が生じ始めたらあらゆる災害に対して注意を向ける必要があります。
災害線が生命線に至る場合は生命の危機を暗示し、生命線の内側に入る場合、その度合いがさらに濃厚となります。
第一火星丘
災害線は謎が多く、あまり見られない相です。
土星丘から垂下し、災害・混乱・戦乱を暗示する第一火星丘へと垂下していく特徴があります。
今回はこんな災害線に伴うストーリーを考えていきます。
赤色の災害線が生じているが、土星丘の下で星を描いている。
上で書いたように、突発的な災害がこのひとに降り注ぐが、それはとてもショッキングな出来事であった。
これを表すように、青色の運命線は45歳ころに星が生じており、同時に生命線上にも同時期に星が有る。
運命線上の星は「ショッキングな出来事」を意味し、運命線が星で止まるため、このショッキングな出来事により、この人の運勢が終わってしまう事を意味する。
生命線も同時期に星で終わっているため、この衝撃的な災害による被害は、この人の人生を終わらしてしまった。
これに伴い、茶色で示した財運線にも星があり、そこから伸びて生命線の星へと流れ込む。
この「星」の表す意味は、金銭的なトラブルを伴っていた。
今回の答えは、「金銭的なトラブルに巻き込まれ命を落とした人」の手相というのが答えです。