基本解説
運命線が妨害線により遮られる意味:運勢がトラブルで終わる悪い兆し
運命線が妨害線(障害線)により遮られている場合、その意味は手相において非常に重要で深刻です。この現象は、人生における運勢が何らかの形で妨げられていることを示し、特にトラブルや障害が運勢の流れに悪影響を及ぼすことを意味します。ここでは、運命線が妨害線に遮られることによってもたらされる具体的な影響や、その深刻さを探っていきます。
1. 妨害線の役割とその性質
妨害線は、手相において他の主要な線(運命線、生命線、感情線など)を横切る形で現れることが多いです。これにより、運命線の進行が妨げられることになります。
- 障害の象徴: 妨害線は、人生において直面する困難やトラブルを象徴します。これにより、運命線が示す運勢や進行が制約を受け、影響を及ぼします。
- 内面的な葛藤: 妨害線は、外部からの影響だけでなく、内面的な葛藤をも示すことがあります。この場合、自己不信や不安が運勢に悪影響を与えることになります。
2. 運命線が妨害線に遮られる具体的な影響
運命線が妨害線に遮られることは、以下のような具体的な影響を及ぼします。
2.1. 人生の停滞
運命線が妨害線によって遮られることで、人生の進行が停滞することが多く見られます。
- 重要な決断の遅れ: 人生の選択肢や重要な決断が妨げられ、時にはその機会を失うこともあります。
- 目標の未達成: 運命の流れが途切れることで、目指していた目標に到達できず、挫折感を感じることがあります。
2.2. トラブルの発生
運命線が妨害線に遮られることで、さまざまなトラブルが発生しやすくなります。
- 人間関係の悪化: 妨害線によって人間関係に亀裂が生じ、信頼関係が損なわれることがあります。
- 仕事やキャリアの停滞: 職場でのトラブルやキャリアの進展が妨げられ、目標に向けた努力が無駄に終わることがあります。
2.3. 健康問題の増加
精神的なストレスが増すことで、身体的な健康にも悪影響が出ることがあります。
- ストレスによる体調不良: 妨害線の影響でストレスが蓄積し、体調を崩すことがあります。
- 無気力感の増加: 日常生活に対する無気力感が増し、活力を失うことがあります。
3. 運命線が妨害線によって遮られている場合の心構え
運命線が妨害線に遮られている際には、以下の心構えが重要です。
3.1. 問題を認識する
まずは、自分が直面している問題を認識することが重要です。
- 現状の把握: 妨害線による影響を冷静に分析し、何が自分の運勢を妨げているのかを理解します。
- 感情の整理: 直面している感情や不安を整理し、自分自身の気持ちを見つめ直します。
3.2. 自己改善に努める
運命線が妨害線に遮られる場合でも、自己改善に努めることが大切です。
- スキルの向上: 自分のスキルや知識を向上させることで、妨害線を克服する力を養います。
- ポジティブな思考: マイナスの状況を乗り越えるために、ポジティブな思考を持つことが重要です。
3.3. 周囲からのサポートを求める
運命線が妨害線に遮られている場合は、周囲のサポートを求めることも重要です。
- 信頼できる人との連携: 家族や友人、信頼できる人とのコミュニケーションを深めることで、問題解決に向けたサポートを得ることができます。
- 専門家の助言: 必要に応じて専門家に相談し、具体的なアドバイスを受けることで、新たな視点を得ることができます。
4. 妨害線の意味と対策
運命線が妨害線に遮られていることは、非常に悪い意味を持つことがありますが、その状況を乗り越えることで新たな運勢を開くことも可能です。
4.1. トラブルを乗り越える力
妨害線によって運命線が遮られることは、人生の中で起こるトラブルの象徴でもあります。しかし、これらのトラブルは自己成長の機会でもあるのです。
- 問題解決能力の向上: トラブルを経験することで、問題解決能力が向上し、次の挑戦に向けた力を得ることができます。
- 自己理解の深化: トラブルを通じて自分自身をより深く理解し、成長することができます。
4.2. 新たなスタートの可能性
運命線が妨害線に遮られることは、決して終わりを意味するわけではありません。むしろ、新たなスタートを切るためのきっかけとなることもあります。
- 再スタートの機会: 妨害線の影響を受けた後、新たな道を切り開くための再スタートの機会を持つことができるのです。
- 新たな運勢の開花: トラブルを乗り越えた後には、より強い運勢が開花する可能性があります。
5. 結論
運命線が妨害線により遮られることは、人生の中で非常に悪い兆しを示すことが多いですが、それを乗り越えることで新たな運勢を開くことができることを忘れないでください。自己改善に努め、周囲からのサポートを得ることで、運勢を再び力強く伸ばしていくことができるのです。
運命線の遮断は、決して終わりではなく、新たな始まりへの過程であることを理解しましょう。
運命線に生じる凶相の中でも比較的多く見る相。
運命線が妨害線に遮られると言うことは、運勢がなんらかの妨害によって遮られてしまう事を暗示します。
このタイプの相はかなり多く見ますが、図のように妨害線によって運命線が遮られた後に運命線が完全に消失しているケースの場合、運勢に与える悪影響は計り知れません。
これは会社が倒産する、リストラされるなど本人ではどうしようも出来ないケースも多く、事前の対策が必至な相の一つです。
また、先述しましたが運命線に対して妨害線が太い場合は、回避不能な妨害なので、別の道、すなわち副業等を見つける事が重要です。
今就いている仕事が全てだと思わず、別の道を模索することもこのタイプの相を持つ人にとっては重要なことと思います。
このまま進めば崖から転落すると分かっているのだから、別の道を見いだす必要があるのです。
これは私のお世話になった方の相なのですが、その方は非業の死を遂げられました。
その方がなくなる1年ほど前に、私はその方の手相を見たことがありました。
運命線が50才頃まで続いていたのですが、その末端に明瞭な妨害線が横たわり、運命線を遮っていました。
結局その方は、仕事中の労働災害によって亡くなられました・・・。
ここで書いた実例のように、運命線が強い妨害線で遮られるというのは、おそらくは例外なく不幸な相です。
私にはこの相はありませんが、強い妨害線が運命線の上に横たわっているだけでも、リストラ・他人の裏切り・取り返しのつかないトラブルを意味しています。
そんな妨害線が、運命線の末端にあるのですから、それまで続いてきた運勢が、重大なトラブルにより終わってしまうことは、手相を学び始めた方でも容易にわかる事でしょう。