死相

内側に折れ曲がった生命線が妨害線で止まる

内側に折れ曲がった生命線が妨害線で止まる

基本解説

生命線が表す意味は、その人の生命力・生活ですね。

生命線はその名の通り、生命力を意味する線ですので、病気や体調を表すのは言うまでもありません。

生命線に現れる凶相には
・生命線の切れ・・・急激に生命力が低下する時期
・生命線が内側に折れ曲がる・・・闘病生活が続き体力が消耗していく
・生命線上の妨害線、×印・・・・体調をいじるしく低下させる病気・怪我等
・生命線上のほくろ・シミ・・・・難病

といった意味合いがあるわけです。
生命線から死相を診る場合、これらの相が複合的に現れていないかを判断するわけです。

今回のお題に上げた「生命線が内側に折れ曲がる」というのは、闘病生活により徐々に体力を奪われていくことを意味する。
その末端に、体調を著しく低下させるという意味の妨害線が生じているということは、闘病生活によって命を落とすという意味になるわけですね。

内側に折れ曲がった生命線が妨害線で止まる

生命線の切れ方・変化の仕方には様々ありますので、ここで簡単に記していきましょうか。

まずは上の画像のように、内側に曲がった赤色の生命線と、その後に青色の生命線が生じるパターン。
内側に折れ曲がる生命線自体が「生命を脅かす大病」を意味するもので、危険です。
これに加えて、赤色と青色の生命線の間に空白が生じています。
空白の期間というのは、「生命力がなくなる」という暗示であるため、生命線の流年的に見れば、青色の生命線が存在するから中年期以降も生きられるだろうと判断しがちなのですが、この場合空白の期間に命を落とすこともあります。
なぜなら、空白の期間に補佐する線がないから。

内側に折れ曲がった生命線が妨害線で止まる

次に、上のパターンで考えていきましょう。
赤色の生命線がある時期(生命線の流年法でいうと、40歳中盤でしょうか)に切れが生じ、その内側に青色の生命線が生じている。
この場合、赤色の生命線と、青色の生命線が重なっている時期があるために、生命力が途切れる期間がない。
生命線が切れているので、病気や怪我など危険な兆候であることには代わりはないのですが、この場合2つの生命線がオーバーラップしている時期があるため、命を落とすというような状態にはならないでしょう。

内側に折れ曲がった生命線が妨害線で止まる

次に、上で解説したオーバーラップした生命線2本の始点と終点に、妨害線が生じた場合。
生命線に生じる妨害線自体は決していい意味ではないものの、これら4本の線が折り重なり、重なった点にスクエアが生じているのがわかると思います。
スクエア(四角)は、どの位置に生じてもその線の持つ意味を保護する意味合いになる。
今回の場合、生命線の切れに生じているから、切れが意味する生命の危機は、スクエアの効果により保護される。
なので、命を脅かすような大病や怪我が生じても、間一髪危機を乗り越えられるという暗示になる。
ただ、ここで注意深く見なくてはならないのは、スクエアが生じた後の青色の運命線が、どのように変化しているか、です。
四角は闘病生活(一節には、「四角い部屋にとらわれる」という意味になるから、病室や独房など意味する事も)を意味するから、闘病生活が終わった後の状況を、青色の生命線の状態から把握できるというわけです。

故に、青色の運命線が明瞭で太く、赤色の運命線と変わりないほどの太さならば、この病気を乗り越えた後、健康体を取り戻すことになる。

逆に、青色の生命線が勢いを失い、細く、そして短く切れ切れになるようならば、この時期におきた大病により生命力を失い、やがては萎む花のように命が消えていくという暗示になるわけです。

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